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胜似闲庭信步!




bù guǎn fēng chuī làng dǎ、shèng sì xián tíng xìn bù。
 不   管      风     吹    浪    打,   胜      似    闲     庭   信  步。 

どんな強い風に吹かれても、どんな強い波に打たれても、庭での悠然とお散歩するよりずっと楽しい。





成语5-物极必反




物  极  必  反

(wu-4,ji-2,bi-4,fan-3)


意味:すべての物事は極点に達すれば必ず逆の方向に時が来る。

*映画『ベストキッド』でこの言葉が出てきますよ。どのように使っているのか探してみてください。


“她很漂亮”は褒めすぎ?

女性に少し奥手な友人のために一人女性を“她很漂亮,人也很好”と言って紹介した。
彼の兼ねてからの理想―綺麗で、人柄がいい―にピッタリだと僕は考えたのだ。

しかし、二人で会った次の日、さっそく彼にどうだったかと聞くと、「そんなに綺麗でも ないじゃないか」と少し不満そうな表情。
「だって、君がすごく綺麗というから、どんな美人かと想像に想像を膨らませていたから」
「結構綺麗じゃない……」
「それはそうだけど、君が彼女をすごくきれいと褒めすぎてたせいだ、すごくって軽く使うな、人の夢を壊してさ」
「は?せっかくいいことしたと思ったのに、この恩知らず!」 ・・・・・・。

すみません!子芝居はやめます!
********************************************************************************
さて、僕が怒られたのは当然だったでしょうか。いいえ、まったく彼の見当違いです。 
説明しましょう。

*形容詞述語文(主語+形容詞)が
単独で使う場合は一般的に副詞又は助詞などをつけるか、または形容詞を並べて使います。
たとえば、 
             今天天气真好!(今日は本当に天気がいいね) 
              这就不好喝。(このお酒美味しくない) 
              这儿也热。(ここも暑い) 
              我家最远。(私の家が最も遠い) 
              您身体好吗?(貴方お体の具合はいいですか) 
              她聪明可爱。(彼女は賢くて可愛い→形容詞が並んでいる)

ですので、「彼女は最近忙しい」を言いたい場合は、“她最近很忙”というべきです。
この場合の“很”は「とても」という意味は持ちません。ただ文法上の必要性があるだけです

一方「彼女は最近とても忙しい」同じく、“她最近很忙”といいます。

どう聞き分けるのか?簡単です!“很”を強く発音するとそれは「とても忙しい」という意味、逆に、“很”を弱く発音すると“很”は意味を持たなくなります。
(これ、彼に説明したらわかってくれるかな……)

間違ったら恥ずかしい漢語一:「約束」

中国人:“这次可真多亏了您的帮助。”
      この度は本当にあなたのお力添えのおかげです)
日本人:“哪里哪里,您别那么客气。”
    いいえ、ご遠慮なさらないでください)
中国人:“下次,您可一定要来北京做客呀。”
     次回、ぜひ北京にいらしてくださいね)
日本人:“好(いいです)……あれ?約束ってなんと言ったっけ” しばらくして、 “好,好,我约束你。”
中国人:“(突然顔色が変わる)啊?为什么?”
      (え?どうして)

   
この日本の方は「はい、いいです。私あなたに約束します」と言いたかったですが、そのまま約束を使ったお蔭で、「私、あなたを束縛します」と言ってしまったのです。
そりゃびっくりしますね。

同じ漢語を使っていてもまったく違った意味を使う言葉は結構あるんです。
気を付けないと誤解を招いてしまうんですね。

さて、この「約束」を何と言ったらいいでしょう。
正解は“约”,“约定”です。

でもでも、これも一般的に「約束します」という文を言いたいときはほとんど使いません。
では、「約束します」は実際なんと言うのでしょうか。

一般的には
“好,一定。”(相手の言葉を受けてはい、きっと……)でいいんです。

ちなみに、自分から進んで「約束ですよ」と言いたいときは、
“我们可说好了?”(私たち約束しましたよ)
“那,就这么定了。”じゃ、これで決まりです)
などと言います。


どうですか。ちょっと裏切られた気分ですか。

学习汉语的同学们!再接再厉哟!



あなたに聞きたいことがある。?

日常会話の中で「ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」というセンテンスはよく使います。
では、中国語で言うとどうなるのか。

中国語の基本の動詞述語文の形にすると。
「我有一点儿想问你的事」でも良さそう。つまり:
「我有事」という動詞述語文に、「一点儿」と「想问你」が「事」の連体修飾語として加わるというわけだ。

しかし……、 中国ではこういう言い方はほぼしません。
どうして……?

それは・・・・・・「想问你」が目的語句として理解されているからだ!つまりこれは、
「我有事」と「想问你」で組み合わせた連動文として使うわけだ!

連動文の形は二つの動詞をつなげて成す文なのだ。後の動詞が目的で、前の動詞が後の動詞の方法や手段で、基本的に動詞の動く順番で並べるんだ。なので、
「我有事想问你」(私は事が有って、あなたに聞きたい)ということになる――「聞きたい」が目的、「事(用事)がある」が手段、方法――用事がまずないと聞けないでしょ―ってわけ!

そして、「ちょっと」を加えて整えると、

「我有(一)点儿事想问你」、これでOK!

ほかにもたとえば:

●あなたに相談したいことがある ⇒ 我有事想和你商量。

●彼はきっとこの問題を解決する能力がある ⇒ 他一定有能力解决这个问题。

などなどがあるのだ。

皆さんももいろんな「有」の文を使ってみてね!

プロフィール

amiscn

Author:amiscn
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*木曜日休み


講師の丹瀬 遥(たんせ はるか)と申します。
中国のハルビン市出身、長崎大学教育学部卒業。現在福岡通訳協会の会員としても活動しております。
中国語を通して、みなさまと一緒に楽しい一時が過ごせれば幸いです。

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